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放送日 平成27年5月30日(mp3形式音声ファイルはこちら→) 
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 放送内容は、著作権の保護を受けますので、個人でお聞きになる以外のご利用は出来ません。

タイトル: 五条のきさき市、来年もやる?やろ・・・
概要: 5/5に開催されました、第三回「五条のきさき市」について、関係者が集まって反省会と来年に向けての抱負を語り合いました。

左から、弊社総務部藤井崇、今年のマップデザインや制作を担当してくれた西園淳さん
出演者: 西:西園 淳氏 and books代表
藤:藤井 崇 (公成建設株式会社)
絹:絹川 雅則 (公成建設株式会社)
   放送内容については、無断使用を禁止させていただきます。この件についてのご連絡はこちらまで。
絹: まちづくりチョビット推進室!
Give me thirty minutes,I will show you the frontline of “まちづくり” and “まちづくり” people in KYOTO.
************************************************************************
絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は、地元京都の建設屋の目から見た元気なまちづくりびとの紹介や、その活動の最新のエピソードをご紹介しております。
いつものように番組のお相手は、当まちづくりチョビット推進、絹川がお送りいたします。

■“五条のきさき市”、連続バージョンでお送りします
絹: さて、本日の番組タイトルですが「“五条のきさき市”、来年もやる?やろ・・・」と題してお送りいたします。
実は先月も告知を兼ねまして、“五条のきさき市”の特集をさせていただきましたが、二ヶ月連続のバージョンで、今回はその振り返りを、そして来年に向けての展望を、ゲストの方と語りたいと思います。
それでは本日のゲスト紹介です。
お一方目は「ゾノさん」西園淳さんです。よろしくお願いします。
西: よろしくお願いします。
絹: 連続、ごくろうさまです(笑)。
西: いえいえ、ありがとうございます。
絹: そしてお二方目は今回が初登場です。藤井崇さんです。
藤: よろしくお願いします。
絹: 実は私の会社のスタッフでもあります。“五条のきさき市”のコアのスタッフの1人でもあります。
それではゲストお二人に他己紹介をお願いします。では西園さんから。
西: 藤井崇さんは、絹川さんがおっしゃった通り、公成建設の社員さんで、“のきさき市”で僕も知り合ったんですけど、ミーティングの時のまとめ役みたいなことをしてくださっています。
僕たちが前回ゲストで来て下さった高橋さんたちと、ワイワイガヤガヤ騒いでいるところを、最後の方で、やさし~く形にしていってくれるのが藤井さんの仕事というか、そういう方です。
絹: ありがとうございます。
“のきさき市”のコアスタッフは拡散系の人たちが多いと(笑)。
西: そうです。そうです。盛り上がってしまうんで(笑)。
絹: それでは藤井さん、西園淳さんって、どんな人ですか。
藤: 今年初めて知り合ったんですけど、会議の時でも、脱線でも、本線でも、すごいいつでも楽しんでおられるなという方で、たぶん今年の“のきさき市”で一番楽しんでいたのがゾノさんやなと(笑)、思ってます。

■第一章 “五条のきさき市”の振り返り
 ●“のきさき市”って、何だっけ
絹: それはよかった。
それではゲストの皆さん、お待たせしました。
まずはエピソード1として、“のきさき市”の振り返りから入りますが、リスナーの皆さんのために、そもそも“のきさき市”って何だっけということの復習から入ります。
藤井さん、お願いします。
藤: はい。
5月5日に、五条で暮らす人、働く人、生まれ育った人が、それぞれ個々に活動しているんですけど、みんなが集まったら楽しいことができるんじゃないかなというので、始まったのが“五条のきさき市”という形でして、五条を一つに繋げるというプロジェクトがそもそもの始まりです。
“のきさき市”というのは、五条の軒先を使って、とりあえずやってみようというので、警察の許可もなく、軒を使うことで、五条通を皆さんに歩いてもらいたいと始めた企画です。
今年で三回目になります。
絹: 少し補足をいたしますと、大学の文化祭や高校の文化祭の時に、あるいは新入生の運動部とか文化部への勧誘の出店が出るじゃないですか。
ああいうのが五条通にずらっと並んでいると。
西: そうです。手作り感はんぱないです。
絹: ねえ、イメージ持っていただきやすいかなと。
それで手作り市の、クリエーターズマーケットという言い方もできるから、プロじゃないけれどもクリエーター系の人たちが色んなお店を、たとえば手芸品、たとえばお野菜も・・・?
藤: 今年も八百屋さんの出店はありました。でもコーヒーもありましたね。
絹: そんな店が今年は80軒?
藤: 85くらい・・・。
絹: 85くらい、五条通に南北にずらっと。
堀川通から烏丸超えてかな?
藤: 超えますね。
絹: 興和損保のとこら辺までですか。
藤: そうですね。富小路までですね。

 ●2,000~2,500人の人が五条をぶらぶら、わいわい
絹: ずらっと並んじゃった。
さあ、何が起こったでしょうかという振り返りを、お二方にご紹介していただきます。
今年三年目と伺いました。
正確な統計ではないかもしれませんが、チラシの数から、初年度は1,500人くらい、二年目は連動イベントとか、手品とか、ジャグラーとか、公園でのイベント等が重なって3,000人くらい、そして今年はどれくらいでした?
西: 2,000~2,500人くらいの方が来られているんじゃないかと。
500も幅があるんですけど。
絹: あくまで肌感覚と。
西園さんがデザインされた、非常に使いでのあるマップが手元にありますけど、ガイドマップ、これは全部で何部刷られたんでしたっけ?
西: 部数は3,000部刷っています。
絹: それでちょっとだけ余ったと。
西: そうですね。
2週間くらい前に刷り上ったので、少しずつ撒いてはいたんですが、それでも2,000から2,500人くらいは来ているのではないかなという・・・。
絹: なぜ西園さんの肌感覚がなかなかいいところを行っているかというと、確かゾノさんは、当日全てのお店を渡り歩いて(笑)。
西: そうなんです。
絹: だからその感覚は信用できるのではないかと。
西: たぶん僕が一番“のきさき市”をエンジョイしたので、出店者の方よりも、申し訳ないですけど運営の方よりも、ボランティアスタッフのメンバーよりも、たぶん一番楽しみました。
端から端まで何往復したかというぐらい。
2,000はカタい、2,500行かないかなというくらいです。
絹: 今、人出の話から入ってもらったんですが、藤井さんが気がついた、前回と前々回に比べて人の動きで気付いた事はありますか?
藤: 数的には去年より少ないという感覚はあるんですが、どのお店にもまんべんなく人がいたという印象で、こういうイベントでは夕方にはお客さんもそろそろ帰ってしまうんですけど・・・
今年は5時くらいが最終なんですけど、その頃も結構どの店にもお客さんがいらっしゃって、完売したというお店も何軒か聞きましたので、想像以上に人がもっと来ているのではないかなと思いますけど。

 ●サンバのリズムが五条を繋ぐ
絹: 今日のゲストの西園さんは、ひょっとしたら自分が一番“のきさき市”を楽しんだ、エンジョイした人ではないかと自分でおっしゃっていましたけれど、その西園さんにお伺いしましょう。
すごく楽しんだ代表的なエピソードを教えてもらえませんか。
どんなところが楽しかったですか。
西: 色んなことがありました。
暑くて大変だったのもあったんですが、“寄す処(よすが)”さんという、お酒屋さんと言うか、食事屋さんなんですが、そこの自主企画のなかで、ちんどん屋さんが五条通を往復してくれはったんです。
それは僕たちが企画したイベントではないのに、自主企画でお祭り騒ぎ的なことをしてくださって、それがすごく楽しかったのと、僕もそれについて一緒に歩いたりして、遠くから太鼓の音だけが響いてきて。
絹: あれ、何と言うんですか?サンバと言うんですか。
サッカーのときに出てくるみたいな感じで。
藤: サンバ隊みたいな感じですね。
絹: “寄す処”さんって、チョビット推進室のハードリスナーの方なら覚えていてくださるかもしれませんが、“寄す処”のオーナーが沼沢さんという元刑事さん、強行犯係の刑事さんだった50代のおじさんが、思うところがあって、東日本の震災以降、京都に来られたんです。
刑事さん時代は、人の涙を止めるところまではできるけれども、今後は笑顔にする仕事がしたいと、うちの会社の一本西の筋のところに、“アートレジデンス寄す処”という町家改修型の、ある種の居場所をつくられたんです。
そこが自主企画の「天使突抜まつり」と称して、ライブをやったり、ビールもおばんざいも出してくれはったですよね。
西: そうです。
お昼から、なんか「ちょっと大人な子どもの日」みたいなサブタイトルがついていて・・・。
絹: そこの沼沢さんたちが、自主企画でチンドン屋さんと言うか、サンバ隊を出してくれはって、藤井君、その辺詳しい?
藤: いや、何時くらいにやるというのは知っていたんですけど、あれだけ大規模なものとはちょっと思ってなくて・・・
“寄す処”さんの近所を回るくらいかなと思っていたんですけど、おそらく“のきさき市”の一番端っこの富小路まで行って、盛り上げてくれたんです。
絹: 確か一回しかする予定がなかったはずなのに・・・。
藤: たぶん一回だけの予定が、手ごたえを感じて二回、回ってくださって。
絹: そのサンバ隊のドラムのリズムが(チンドン屋さんなのか、サンバ隊なのかわかりませんが)、通りを、あるいはのきさきの色んなブースを繋いだ感じが、すごく私はしました。
ありがたかったです。
そして山植さんという自称「地域男」が、「危ないですよ。自転車通ります」と交通整理しながら歩いてくださっていましたね、一緒に。
それ、一つの印象的なエピソードですね。

 ●「マイのき」なんて、専門用語もできました
絹: 僕がどなたかからインタビューして聞いたのは、もともと五条通にお店を出している方が、“のきさき市”に連動させて店を開いてくださったというようなことを、スタッフがおっしゃっていましたけれども、覚えています?
扇子屋さんか、扇屋さんか、なかった?
西: ああ、ありますね。五条柳馬場の大野扇舗さん。
一応マップにも載っている形になっているんですけど「“のきさき市”を、この五条通で行うのだったら、その日はお店を開けます。そして軒でも販売します」というような形でやってくださって。
絹: それと同じような形で、“キトゥンカンパニー”さんというベジタリアンのお紅茶のお店が、軒で自分のところの製品を売っていらっしゃるんですね。
西: そうですね。
たまにあるのはあるんですけど、「自主のき」と言いますか、自分の「マイのき」で、自分の・・・。
絹: リスナーの皆さん、御注意下さい。
今、のきさき専門用語が出ました(笑)。
「マイ軒」というのは、自分の地所の軒先という意味ですか?
西: そうです。そうです。
自分の軒を使って、自分の店を出すこともあれば、知り合いを「すみません、この人をお願いします」というパターンもあるんですよ。
「出店者は別なんですけど、うちの軒でお願いします」という特例的なのもあるんですけど、それは「マイ軒」のときだけ適応しています。

 ●今までで一番楽しめた3年目
絹: さあ、藤井君。他に何か覚えていることはありますか?
振り返りのミーティングも既にやったんですって?
藤: 13日にして、その時はワイワイガヤガヤやったんですけど、三年間やってきて、今年が一番楽しめたというのもありますし、人数もコアスタッフは今年は仕事もなく全員出動できたので、本当に自分たちの手で収まった感じがあって、我々自身が一番楽しめたんじゃないかなと。
絹: 西園さん、コアスタッフ、中核は何人くらいおられたんですか?
西: 5~6人ですね。
絹: そして去年のように中心の大黒柱が仕事で・・・高橋マキさんがいないとか、そんなことはなかったわけですね。
西: おりました。今年は。
絹: 雑賀さんもおられたと。中居荘子さんもおられたと。
で、ボランティアスタッフが9名と、ここに記録がありますけれども、学生3人、社会人6人。
このボランティアスタッフの方々についての何か振り返りのエピソードがありましたら。
藤: 矢印で、角に立ってくれたりしているんですけど。
絹: あ、サンドイッチマンみたいな形で、「こっちだよ」みたいな・・・。
藤: そうです。
立ってくれたりしているんですけど、今年は結構道を聞かれたり、それも“のきさき市”のことではなくて、「清水寺はどちらですか?」とか、「西本願寺はどちらですか?」とか(笑)で、ちょっと観光情報も入れておいたほうがいいかなと。
あと、外人さんがいらっしゃるので、外人さんに道を聞かれたりと、“のきさき市”とはちょっと別なんですけど、来年はそういう知識として入れたら、もっと楽しめるのかなと言っていました。
絹: リスナーの皆さん、今の数字で驚かれませんか?コアスタッフが5~6人で、ボランティアの学生スタッフ3人、社会人6人の計15~6人で2,000人からの来客を導いてしまう。
もちろん出店者が85組おられますが、もともと戦力的には潤沢なものではないし、資金的にも出店料を含めて1,500円の88店という数字の記録がありますが、それだけのお金、総予算14万とか15万、もちろん利益とかそんなことは関係なしで実費でやってしまうということのすごさの一面をお感じ頂けたらと思います。
他にこの振り返りのなかで、学んだこととかありますか?
藤: 出店するにあたって、飲食の出店者の方が手を貸してくれたというのが・・・。
絹: 「模擬店を出店するのなら、届けがいるのではないか」と教えてくれた人がいはったと、さっき聞きましたよね。
西園さん、それうれしかったですよね。
西: うれしかったです。
本当に助かりましたし、未だにその手伝ってくださった方とは個人的に交流ができて、今度また遊びに行く約束をしたりとか、そういうのもあるんですよ(笑)。

 ●ただいま「のきロス」中・・・
絹: そして“のきさき市”では、いろんな専門用語が生まれていますけど、今回また新しい「のきロス」という言葉を先ほど教えていただきました(笑)。
藤: 「のきロス」は、“のきさき市”が終わって、スタッフがそれまでは毎日のように会っていたのに、終わった途端ピタッと会わなくなるので、ちょっと寂しくなるというか(笑)。
西: 今、真っただ中ですよね、「のきロス」は(笑)。
絹: そんななかで、振り返りのコミュニティFMのラジオカフェの収録があって、「久しぶりに会ったよね」という感じですね。
藤: そうなんです。
たぶん西園さん、ブルーを着てくるんで、赤を着てきたんですけど(笑)。

■第二章 “のきさき市”のこれから・・・
 ●とにもかくにも来年もやります!
絹: リスナーの皆さん、振り返りをこんな形でさせていただきましたけど、何か伝わるものがあったでしょうか。
さて、ここから先は、エピソード2として、“のきさき市”の今後についての展望と言いますか、次どうなっていくんだろうということについて、語っていただけたらありがたいです。
どうします?
西: どうしましょうか。とにかくやりましょうと。
とにもかくにも、まず1回やることと、今後どうしていきましょうねえ(笑)。
絹: 本当に興味があるんですよ。
私はコアなスタッフというのではないし、だけど“五条のきさき市”の五条エリアの人間だし、“のきさき市”を三年間開催していただいたおかげで、五条界隈がなんとなく好きになりかけていると。
で、五条のことに興味が出てきて、松原通でも何かなさっている方がいて、それとの連動だとか、“つくるビル”さんという面白いビルがあって、興味ができたりだとか、そんな地域への目が開かれているんですけど、その辺も含めて展望を語っていただけますでしょうか。

 ●“のきさき市”以外の何かもできるかも・・・
西: もともと“五条つながるプロジェクト”の一環なので、今後も“のきさき市”をやっていくからには、五条通、南北東西はもちろん、繋がって盛り上げていくべきだなと思いますので、プラス5月5日“のきさき市”以外のことも何かあってもいいかもしれないし、それは僕らが“のきさき市”という名前でやっているだけで、もともと“五条つながるプロジェクト”という別の名前をもっているんです。
その中の一つの形として“のきさき市”があるだけなので、また別の形ももしかしたらできるのかもしれないな、とは考えているんです。
絹: リスナーの皆さん、また新しいワードが。“五条つながるプロジェクト”。そういうものもあるんですね。
西: そうなんです。
もともと“五条つながるプロジェクト”というのがあって、そのなかの“五条のきさき市”という形なんです。
絹: なんか地元に、「五条通が好きになる」とか「五条通が気になる」人たちが少しずつ増えていて、松原商店街は松原商店街でそういう人たちが・・・
それにも“五条つながるプロジェクト”は噛んでいるんですね。
西: そうですね。
カラスマ大学として、松原通り活性化プロジェクト立ち上げのお手伝いをしたメンバーはいます。
藤: 松原商店街もされているというのは知っているので、うまく繋がるというか、交わるというか。
どちらかというと松原通が本来の五条通なので・・・。
絹: 松原商店街の方々に聞きますと、「今の五条通は偽物とは言わんけど、歴史的には本家は松原通なんよ」と教えてくださいますよね。

 ●僕たちのサードプレイスとして
藤: あと、仕事場が好きになるって、結構珍しいことかなと思って。
よく地域の活動と言うと、住んでいる地元というイメージがあるんですけど、仕事をしている五条で地域を活性化させるというのは、すごく稀というか、珍しい形で、仕事と家庭とそれ以外の場所があるというのは、すごくうれしいなと思います。
絹: 仕事と家庭とそれ以外の場、サードプレイス、居場所とかいう言葉を使う専門家がおられますけれども、本当に仕事場の周りの地域が居場所になる、サードプレイスになる、面白い現象ですね。
藤: こういうことをやってないと、絶対会わないような人たちばかりなので。
絹: こんなことでもないと、西園さんと知り合わないよね。
藤: たまたま打ち合わせの時に、ホントに屋根裏にいらっしゃったという(笑)。
本当にありがたいことだなと思っています。
絹: どうなっていくでしょう。
不安もあるし、多くの人が集う、しかも少ない資金量で、ボランタリーな仕事ですけど、ものすごい時間と労力とをつぎ込んでいる方たちがおられる。
一方で、僕みたいに、できることだけ、ちょっとだけお手伝いすると。
たとえばこのコミュニティFMのラジオカフェさんでの放送もそうですけど、会社の備品をちょっとだけ使ってもらうとか、できることだけで関われるから、参加しやすいのかもしれませんね。
西: そうですね。

 ●色んな人に繋がって、それぞれができることをやる
藤: マップを描けと言われたら無理ですけど、会社の備品を出せと言われたら出せるという、できることしかできないんです。本当に(笑)。
絹: でも50脚のパイプいす、30脚の長テーブルを運ぶのに画箋堂さんが営業車を出してくださったり、マイカーの軽トラを出してくれはった人もいはる?
藤: 本当にありがたいことです。
絹: なにか、ちょっとずつ、そういうサポーターがいてくださるお陰で、回っているという不思議な現象ですね。
藤: 色んな人に繋がって、できることをみんなやってもらっているという感じですね。
絹: だからコアのスタッフの人たちも、あまり無理をしないで。
だって、あまり一人のスーパースターに、あるいはフロンティア7に重荷がかかり過ぎると続かなくなってしまうかもしれないし。
それだけは気を付けてもらいたいなと思うけど。
私はゾノさんみたいに、全ての店を見て歩いたわけではないけれども、2~3のお店でインタビューを試みてみました。
そうするといい感じを醸しだしておられるんですよね。
出店者とまちを歩いている方とが語らっていらっしゃるんです。
立ち止まって。コーヒーとかビール片手にとか、その辺が本当にホァーんといい空気が流れていて、ああ、これがごちそうなのかもしれないなあと。
で、自主企画をやっていらっしゃるところには、それなりの流れがね。
ドンチャカドンチャカというライブも、初年度は音量を大きくし過ぎて、ご近所さんに「ごめんなさい!」と、言わなければならなかったと(笑)。
でも今年はうまくいったみたいですね。
藤: なんかちょっとずつ皆に認めてもらっているというか、そんな感じがします。
絹: やっぱりそれなりのリスクを負って、トラブルが起きた時の対応をどうしようかって、実はコアスタッフは去年、一昨年と胃が痛かったとお聞きしていますが、だんだんノウハウが蓄積しているようです。
さあ、そろそろまとめの時間になってきました。
お二人、何か言い残したことない?
西: そうですね。来年も、たぶんやります!
絹: 言っちゃっていいんですか(笑)?

 ●興味のある方は是非、繋がってください!
西: 僕、二次会で「やります!」と言ってしまっているので、それはやります(笑)。
ボランティアスタッフがどのくらいの感じで関われるか別としても、興味がある方は、是非何か手伝っていただきたいなというか、何かを一緒につくりあげていきたいなと思います。
絹: はい、そしてそのコンタクト方法は?
西: コンタクト方法は、フェイスブックで12月くらい・・・
だいぶ先ですけど、ざわつき始めると思いますので、ほんとにやるのか、やらないのか。
絹: そのフェイスブックのページから“五条のきさき市”、“のきさき市”とかというキーワード検索で、コアのメンバーたちに繋がるメッセージが送れるという仕組みなんですね。
西: はい。よろしくお願いします。
絹: ありがとうございました。リスナーの皆さん、期待してくださいね。
五条でまた来年、面白いことが起こるかもしれません。
この番組は、心を建てる公成建設の協力と、我らが京都市・景観まちづくりセンターの応援でお送りしました。ありがとうございました。
一同: ありがとうございました。
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