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:まちづくりチョビット推進室! |
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皆さまこんにちは。
まちづくりチョビット推進室のお時間がやってまいりました。
本日のテーマは、「まちの縁側 とねりこの家」について・・
「とねりこの家」って何だろう、「まちの縁側」って何だろう?と題してお送り致します。
そして、本日のゲストは「まちの縁側 とねりこ」の開設者で・・・開設者であらせられます・・あらせられますって変なんですけども・・・ |
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水: |
ははは・・そやね(笑) |
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水無瀬文子(みなせふみこ)さん、であります。
水無瀬さんに代わって、簡単にプロフィール、ご紹介いたします。
京都市の・・保健師さんって書いてありますが、僕は保健婦さんって言う方が、なんか懐かしい響きがして、好きなんですが・・・
1966年から京都市の保健婦さんとして活躍されてまして、つい先頃、2003年に退職されました。
仏教大学で教えてられるんですよね。 |
水: |
えぇ。 |
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障害を持った人だとか・・地域でいろんな人の相談相手になるだとか、いろんな事をなさっている・・・
非常に、私が興味を持って、追跡してる方です。
それでは、水無瀬さんの登場です。どうぞ、お願いします。 |
水: |
皆さん、こんにちは。水無瀬と申します。
私は今紹介が有りましたように、昭和41年から京都市の保健婦・・今は保健師と言いますが・・やってきました。
それで、37年間やってきまして、ホントにいろんな人から色々なことを教わってきました。
で、私のライフワークは、「障害をもった人も、年をとった人も、みんなその人らしく過ごせる、生きていける、生活できる社会づくり」をテーマにしております。
もう一つは、看護とは何か?って言うのを追求していってるんですよね。
で、退職して、何をやろうかと思った時に、やはりやりたかったのは、みんなが憩って、集って、ホッとする場を作りたかったんですよ。 |
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それで、ホントに作っちゃったんですから、すごい人なんですが(笑) |
水: |
はぁぃ。 |
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皆さん、この番組、以前聞いてくださった方は、私の住宅が烏丸一条と言うところにあります。とらやさんの隣に、コーポラティブマンションですけれども、少し変わった建物を建てました。 |
水: |
えぇ。 |
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というお話をしましたんですけども・・ |
水: |
えぇ。 |
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水無瀬さんの「まちの縁側」“とねりこの家”って言うのは、そこから歩いて5分かかんないんです。ご近所さんです。 |
水: |
そうですね。 |
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はい。場所から言うと、新町・・一条通新町西入る。上京税務署の北っ側。ほぼ正面です。 |
水: |
そうです。 |
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一条通に面して、ホントに・・皆さん行ってみて下さいね。
ホントにもう、見たまんま。縁側そのものって言う場所ですよね。 |
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一条通に面した玄関に、本当に縁側があります。
写真中央が“とねりこの家”開設者の水無瀬文子氏 |
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水: |
そうですよね。 |
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水無瀬さんに・・まず始めに、「まちの縁側」ってどんなこと言うんですか?
ご存じない方も多いと思いますので、「まちの縁側」って何なんですかって言うことから、まずお尋ねしたいんですが。 |
水: |
えぇっと・・「まちの縁側」って昔は、京都の町もそうだったと思いますけども・・ |
絹: |
はい。 |
水: |
いろんなお家が縁側を作ってましたよねぇ。 |
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えぇ。 |
水: |
そこに、お年寄りも子供も、いろんな人が来て、子供が遊んだり、お年寄りが、「私の身体ここがおかしいのよ」って言うような話をしたり、そこの若嫁さんがお茶を出したりという、そんな場面って有ったんですよね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
最近そう言う場面ってあまりないですよね。 |
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うん。 |
水: |
私は・・とっても、その・・縁側が懐かしく思ったんですよ。 |
絹: |
はい。 |
水: |
通りがかりの人が、「座ったら良いや」って言う縁側を作ってますし、そっからちょっと入ってきて、お茶を飲んで、一緒にお食事をして、そして昼からはトランプ遊びをしたり、子供やったらいろんなオモチャで遊んだりとかね・・・
で、そう言う中で、ホッとして、楽しんで、笑えて・・・
子供とお年寄りが触れ合って。
今のお年寄りの中では、「とねりこ」を利用して下さっている方で、90歳の方もいらっしゃるんですよ。 |
絹: |
最高齢者、90歳? |
水: |
はぁぃ、92歳ですよ。その人は、タクシーで来て、タクシーで帰るんですよ。 |
絹: |
ふぉほほほ(笑) |
水: |
その人はね・・戦争体験者なんです。 |
絹: |
はい。 |
水: |
で、その戦争体験の話をしてくれたり、やっぱり「命の大切さ」って言うのをですね、自然にやっぱり伝えてくれるんですよ。
だからそう言う「命の大切さ」って言うのをですね、そう言うお年寄りから子供に伝えて欲しいと思っているのと・・・ |
絹: |
うん。 |
水: |
それから、自然って破壊されてきそうでしょう? |
絹: |
はい。 |
水: |
だから、自然の大切さとかね・・ |
絹: |
はい。 |
水: |
物もやっぱり・・まぁほら、使い捨てじゃないけど、ぼんぼん捨てていくとか、色々ありますよね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
だから、物の大切さとかね、そういう風なことを、是非ともやっぱり伝えて欲しいなぁと思ってるんです。 |
絹: |
あのね、私・・近所に住んでますから、何度か“とねりこ”、おじゃましますけど・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
ホントに、居心地の良いスペースなんです。
一条通に面して・・京都市のね、都心のど真ん中に近いところで・・上京区で・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
前には上京税務署があって・・・なんですか、税金の申告の時期とか、ものすごい混雑するようなところなんですけれども・・・だけど、そう言うところにもかかわらず、ホントにそこに、一条通に面して・・・うーん・・縁側があるんですよ。 |
水: |
えぇ、そうですね。 |
絹: |
木の大きな看板が・・“とねりこの家”・・、
「まちの縁側・とねりこの家」って書いてあって・・ |
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水: |
えぇ。 |
絹: |
初め、多分、“とねりこの家”の事、判らない人は、何度か前を通り過ぎて、「なんかおもしろそうな場所やな?なんやろう?」って通り過ぎるわけですよね。 |
水: |
えぇ。 |
絹: |
それで又次、戻ってきて・・又「何だろう、これは?」と思って見たりして・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
行ったり来たりしているうちに・・そのうちに、やっと入ってくる、と言うような、そんな感じかもしれないですね。 |
水: |
いえ、呼び込むんですよ。 |
絹: |
あっ、呼び込みやるんですか? |
水: |
立ち止まってくださる方に、「どうぞお入り下さい。」って・・
入ってみて、“とねりこの家”ってこんなとこだって言う風に、判って欲しいって言うのがあって、「じゃぁ、入ってお茶でもどうぞ」って言って、入ってもらってるんですよ。 |
絹: |
あっ、そうか。そうでしたね。 |
水: |
えぇ。 |
絹: |
そもそも私と水無瀬さんの出会いは、名古屋の「クニハウス」・・・ |
水: |
そうですねぇ。 |
絹: |
丹羽國子(ニワクニコ)先生のなさってる、「クニハウス」って言うところを一緒に、水無瀬さんに紹介していただいて、
「まちの縁側というのが出来てるよ。絹川さん一緒に見に行かない?」
って言う形で、連れて行っていただいたのが、そもそもの出会いでしたね。 |
水: |
そうですねぇ。 |
絹: |
その時も感じたんですけども、名古屋の「クニハウス」・・そう言えば本当にそうでした・・・
広い・・どう言うんですか、ベンチと言いますか・・・入り口のところは本当に入りやすくて、ガラス戸で、引き戸で、そこからトットットッっと、段差がない三和土を入っていく・・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
カウンターがあったり、上がり込みの小さい座敷があったり・・・
誰か子供だとか、近所の方が前通ると、興味深げに見てる子供がポッといたりすると、
「入っといでよ!」って言って、その時のお当番の人が声かけたりしてましたね、そう言えば。 |
水: |
えぇ。そうですよ。 |
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それで本当に、僕は何人かで見学によせていただいたら、居心地が良くて、「はっ」と気がついたら、数時間経ってたっていうのが・・・ |
水: |
4時間ぐらいいましたねぇ、あの時は。 |
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そうですね。世の中に、こんな変わった場所があるんだと思って、すごくビックリしたのと嬉しかった事を覚えています。 |
水: |
あぁ、そうですか。 |
絹: |
で、水無瀬さんが・・・・あっ、この“とねりこの家”開いたのは何時でしたっけ。
もう何年経ちました?もう二年経ちましたか? |
水: |
えぇ、一周年を9月(平成17年)にやりましたから、今度の9月(平成18年)で二周年です。 |
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間もなく二歳の“とねりこの家”です。 |
水: |
そうです、はい。 |
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さてと・・・大体皆さんまちの縁側ってどんなところかなぁって言う風に、茫漠としたイメージは持っていただけたかと思うんですけども、水無瀬さんに「とねりこ」の今・・ |
水: |
はい。 |
絹: |
今を語っていただこうかな?それとも「とねりこ」の由来・・・ |
水: |
そうですね、とねりこ・・・ |
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語っていただきましょうか。 |
水: |
そうですね、それの方が良いと思います。 |
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はい。 |
水: |
大体いらっしゃる方は、「何で“とねりこの家”なんですか?」っておっしゃるんですよね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
それに私がお答えしてるのは、とねりこの木って言うのがあるんですね。
北欧では宇宙樹と呼ばれてるんですよ。
で、それは神々の国、人間の国、霧の国が宿り世界の中心という意味を持ってんですよ。
だから私は、「年をとっても、障害があっても、子供たちも、みんながまちのまんなかで生きがいを持って暮らせるように」という、そう言う願いを込めて“とねりこの家”って名付けたんです。 |
絹: |
確か・・・間違っているかもしれません。
北欧神話で“とねりこ”・・・“ユグドラシル”やったかな? |
水: |
はい。 |
絹: |
なんか、宇宙樹と言うか「世界の真ん中にある木」って言うような事をどっかの本で読んだことがあります。
その“とねりこ”ですね。 |
水: |
そうです。
庭には、だから、“とねりこの木”がですね、シンボル木として二本植えられているんですよ。 |
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シンボルとして正面に植えられている
二本のとねりこの木 |
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絹: |
はい。そう言う由来を持つ、“とねりこの家”です。
水無瀬さんの想いが一杯詰まった、まちの縁側“とねりこの家”なんですけれども・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
間もなく二歳を迎える“とねりこの家”・・・色々サポーターが揃ってらして、いろんな人が活動してたり、いろんな人がお越しになったり・・・さっき最高齢92歳でタクシーで乗り着けられる、って言うようなお話ございましたけども、今、スタッフ・・とか運営とか、どうしてられますか? |
水: |
えぇ、あのですねぇ・・“とねりこの家”って言うのは月曜日から土曜日迄ね、10時から4時迄なんですよ。 |
絹: |
はい。 |
水: |
で、土曜日って言うのは、それぞれいろんな相談をやってんですよね。
例えば第一土曜は、子育て相談。 |
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はい。 |
水: |
で、第三土曜は、健康とか介護相談。 |
絹: |
はい。 |
水: |
で、第四土曜は、住宅相談、って言う風にやってんですね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
又ここにですね、この6月から第三土曜にですね、折り紙教室も合わせてやろって言う風に思ってやってますね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
あと・・ほら、一人暮らしのお年寄りって自分一人でお食事するの・・昼食するの、やっぱりしんどいでしょう? |
絹: |
はい。 |
水: |
おいしくないでしょう?
で、そう言う風なことで、今日もね、昼食会があったんですけれども・・・。 |
絹: |
はい。 |
水: |
タケノコご飯と、タケノコとワカメのお汁とか、おひたしとか・・それからサラダ。と言う風にして、材料代はいただくんですけど、「みんなでやっぱり一緒に食べましょ」って言うのを作っています。 |
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ちゃんとお台所有るんですよね。 |
水: |
えぇ、あるんですよ。 |
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カウンターキッチンになってて、対面になってて・・ |
水: |
えぇ、そうです、はい。 |
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で、大きなテーブルが有って・・・奥には何畳でしたっけ、お座敷って言うか畳のスペースもありましたね。 |
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玄関入ってすぐにある大きなテーブル。
ここでお食事をしたりトランプをしたり。
ちょうどバザーの準備で大忙しでした。 |
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水: |
6畳、6畳ですね。 |
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12畳。 |
水: |
えぇ。 |
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で、お茶が出て来たり・・・色々、当日入っておられる、お当番のスタッフの方が、チャチャチャッと料理されたり、するんですよね。 |
水: |
えぇ。只あたしが入るときは、味噌汁だけですね。味噌汁と、作ってもサラダだけですね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
「後はどうぞ、コンビニでおにぎりを買ってきて頂戴」って言う・・ |
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で、みんなが持ってきて、手弁当で、自分の・・・ |
水: |
で、私が味噌汁を作って・・ワカメとちょっとしたね、お野菜を入れての味噌汁を作って、みんなで一緒に食べる。そんなことやってます。 |
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昼食会って言うか・・・ |
水: |
そうですね。「みんな一緒に食べようよぅ」って・・・ |
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そうですね、時々、フラッと・・おじゃました時に・・ |
水: |
えぇ。 |
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食べてられます、そう言えば。 |
水: |
えぇ。 |
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僕が行く時は、三、四人とか。でもお年寄り・・多い時もっといはりますよね。 |
水: |
多い時、13人ぐらい・・・
大体ねぇ、入れ替わり立ち替わりで、私がお当番している時って言うのは、大体十人以上来ますよ、えぇ。 |
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それの・・その、「どなたさんもいらっしゃい」と、「若い人でもお年寄りでもいらっしゃい」と言って・・・ |
水: |
はぁい。 |
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別にお金取られるわけでも、何でもないんですよね。 |
水: |
えぇ、そうですよ。ただ、材料費だけ。 |
絹: |
はい。 |
水: |
昼食会をしたら、その材料費はいただく事にしてますよぅ。えぇ。 |
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運営のサポーターについてお聞きしたいんですけども・・ |
水: |
えぇ、そうですね。 |
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水無瀬さん一人じゃ、多分しんどくって・・身体から・・ |
水: |
えぇ。勿論出来ません。 |
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水無瀬さんを支える人達が、背後に・・ |
水: |
えぇ。 |
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ボランティアスタッフの方が、何人かおられますよね。 |
水: |
えぇ、そうですね。
スタッフは15人ぐらいいらして・・看護職・・私、看護職ですからね。保健師っていうのもね。で、そう言う看護職が5人います。 |
絹: |
はい。 |
水: |
その強みもある訳ですよ。 |
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えぇっと、そのスタッフが13・・ |
水: |
15。 |
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15・・15分の5が看護職? |
水: |
そうです。 |
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それって分厚くないですか? |
水: |
分厚いですよ。 |
絹: |
ねぇ。 |
水: |
だからお年寄りが、ワッっと吐いたときに、これ何で吐いたのかって言うのが、判るんですよ。
すぐ脈を取って、血圧を測って、しばらく落ち着いてお茶を飲ましたら、「あっ。これは心臓でもないねぇ」「脳梗塞でもないねぇ」「ひょっとしたら風邪かわからないねぇ」。
で、熱を測る。37度有る。 |
絹: |
うん。 |
水: |
で、朝も吐いた、昼も吐いた。じゃあ何が必要か。じゃあもう病院行って、点滴・・・って言う風なことは、スッと出来るんですよ。 |
絹: |
その辺すごい、脇支えと言いますか、備えですね。 |
水: |
そうですねぇ。 |
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看護職経験者、5人おられる方も、恐らくは、定年を迎えられた後の方・・のような気がしますが。 |
水: |
そうです。えぇ、定年迎えた人もいれば、「まだ仕事を週三回やってます」とかねぇ・・ |
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あぁ、はい。 |
水: |
そう言う人もいれば、「まだ現職です。」って・・・ |
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現職も!現職もおられるんですか。 |
水: |
そうです。現職は、土曜日しか入れませんがね・・ |
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あぁ、そうですね。 |
水: |
現職もいます。土曜日は現職です。 |
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それと、確か私の記憶に間違いなければ、土曜日の子育て相談なんかに・・ |
水: |
えぇ。 |
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小児科のドクターも・・・ |
水: |
そうです。 |
絹: |
来られますよね。 |
水: |
えぇ。立派な小児科のドクターが、ちゃんと診ます。 |
絹: |
確か、女医さん? |
水: |
そう、女医さんです。 |
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ね。偶然この間知ったんですけども、私の自宅の愛称が・・何だっけ。「センテナリオ」だ。 |
水: |
えぇ。 |
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僕の頭の上に住んでる、Iさんってお宅の奥様が・・・赤ちゃんいますよね。 |
水: |
こないだ来て下さいましたよ。昔から私の知り合いだったんです、その方は。 |
絹: |
えぇ、独身時代に、水無瀬さんの著書の編集者だったと言うこと聞いて、僕ビックリしました。 |
水: |
はははは(笑)。で、そのお子さんはね、やっぱりちょっとアトピーが有って、今度又、5月の第一土曜ですね・・ |
絹: |
はい。 |
水: |
その時の子育て相談に来ていただく事にしてますけれどもね。 |
絹: |
そうやって、結構ですね・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
近所の人達が利用されているんですよね。 |
水: |
そうです。 |
絹: |
そう言うことを伺うと、僕はその「まちの縁側」と言うのが・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
支える人も分厚くて、それから実際に利用されてる方もおられて・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
まだ、まだ少ない、京都ではあんまり・・他にまちの縁側が・・さっき申しました名古屋の丹羽國子先生が、仏教大学の近くに最近・・ |
水: |
えぇ、やってます。 |
絹: |
やってられるのが有るぐらいで・・ |
水: |
ハルハウスです。 |
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それは、学生さん達が中心になってなんかなさってる・・・ |
水: |
いえ、今は近所の・・ホントに主婦の方・・ |
絹: |
あっ!そうですか。 |
水: |
・・とかが、お当番してますよ。 |
絹: |
上京区に水無瀬さんの“とねりこ”が有って・・・あれは北区ですかね? |
水: |
北区です。 |
絹: |
仏教大の近所にハルハウス。僕・・寡聞にして、それぐらいしか京都は知らないんですけど・・ |
水: |
で、絹川さんと一緒にやった中京もそうですよ。 |
絹: |
あっ、そうか! |
水: |
あそこが一番ですよ。 |
絹: |
小規模多機能施設の・・ |
水: |
一階。 |
絹: |
えーぇ・・なんてったっけ・・「姉小路」? |
水: |
そうです。 |
絹: |
中京区役所の、対面あたり。 |
水: |
そうです。三条に近いですね。 |
絹: |
三条商店街の近くの・・ |
水: |
えぇ、近くの・・ |
絹: |
あれも、“まちの縁側”。 |
水: |
そうですよ。 |
絹: |
三つあるんだ。 |
水: |
もっと有りますね。 |
絹: |
もっと有ります? |
水: |
右京にも出来てる・・ |
絹: |
あっ、そうですか。 |
水: |
って聞いてます。 |
絹: |
あっ、そうですか。知らないだけで、何故かそう言うものが・・
ポツポツポツポツと出来てるんですね、京都には。 |
水: |
えぇ。 |
絹: |
良いことですね。 |
水: |
えぇ、そうです。 |
絹: |
僕、頭が下がるなぁと思うんですけども・・・これ皆さん信じられます? |
水: |
なにがですか? |
絹: |
この“とねりこの家”は、ですね、三十数年働いてこられた・・京都市の保健婦さんとして働いてこられた、水無瀬さんの退職金がドカッっとぶち込んだるんです(笑)。 |
水: |
そうですよ。 |
絹: |
これ、行政サイドとかいろんな補助金とか、一切入ってない(笑)・・って聞きますけど。 |
水: |
えぇ、そうです。 |
絹: |
それ聞いただけで、頭下がっちゃいますけど。 |
水: |
あっ、だけど私、37年間にね、関わった人達が、私に一杯一杯いろんな事を教えたんですよ。
障害を持った人、病気の人・・そういう子供。
みんなが私に、一杯一杯の事を教えてくれたのね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
で、私はね、「あなたの声を聞かせて下さい」って言うようなことで、ホントにいろんな声を聞いて、教えられて来たんですよ。
そりゃやっぱり自分が生きてる内はですね、それをやっぱり少しでも返したいなぁ、って言うのを思ってたんですよね。
で、行政って言うのは、縦割り行政でしょ。 |
絹: |
はい。 |
水: |
精神保健は精神保健。子育ては子育て。老人は老人・・って言うような。 |
絹: |
はい。 |
水: |
そうじゃなくって、「この町にはみんな一緒に住んでんのよ。」って。
「みんなここに来ても良いのよ。」って、「ここで触れ合って」「ここで交流して」「ここでホッとして」って言う、そう言う場をやっぱり作りたかったんですね。
だから37年間の退職金なんて・・・ |
絹: |
大枚はたいて(笑) |
水: |
ボーンと、出来たん。でも、決して退職金だけで出来た訳じゃないんですよ。 |
絹: |
はい。 |
水: |
それは・・ホントに私を応援して下さる人達が、寄付をよせてくれて、そしていろんな備品が備わったんですよ。 |
絹: |
あの・・水無瀬さんは、お仕事柄、住宅改善のお仕事をされてたと聞きます。 |
水: |
えぇ。 |
絹: |
今、いろんな人が寄付を寄せて下さってって言うのは、多分、そう言う住宅改善のお仕事をしてらしたお仲間が、例えば「トイレは私がつくるから」とか・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
或いは、「何か備品は持ってくるから」とか、そう言う形でサポートして下さったんですってね。 |
水: |
それはそうなんですけれども・・ |
絹: |
はい。 |
水: |
結局ね、私はいろんな人の心に・・囲まれて“とねりこの家”で過ごしたかったんですよ。
だからその、仲間・・所謂、住宅改善相談の仲間の設計とか・・・大工さんですね。
そう言う人達に、あそこを作ってもらったんですよね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
だから、大工さんが「僕、柱持ってくるから」とかね、「僕はじゃぁ洗面所を・・ちゃんと僕やるからほっといてね」とか・・ |
絹: |
あはっ(笑) |
水: |
「お風呂は僕や!」とか言ってね(笑)・・・そんな感じなんです。 |
絹: |
はい。あのぉ、皆さん聞いてて感じられませんか。非常に熱いおばちゃんです(笑) |
水: |
はっはっはっ(笑)
そうなんですよねぇ。よく判らないですけどね、私自身は・・・ |
絹: |
あのね。でも、水無瀬さんと知り合って、ある種、僕はホッとしていると言うか、今日も・・実はずっと前から、ここへ来ていただきたかったんですけども、ちょっと体調崩されて、入院されたりしてたもんですからね。 |
水: |
そうです、胃ガンになっちゃったんですねぇ。 |
絹: |
一時、ホントに心配しました。 |
水: |
ちょっとやりすぎたんですよ、きっとね。あっはっはっはっ(笑) |
絹: |
神様が「休憩せよ。」と言って・・・ |
水: |
そうですね。えぇ。 |
絹: |
・・言われたんかもしれませんけども。
こういう方がおられる・・と言うか、この番組のタイトルは「まちづくりチョビット推進室」・・地元の建設屋の目から見た、地元京都のまちづくりの、ある種最前線みたいなところを、自分の言葉でご紹介したい、と言う想いでやっておりますけれども・・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
こういう方が・・“まちづくり”おばさん・・と言うか、最たる方だと僕は思ってます。 |
水: |
まぁっ・・ありがとうございます。 |
絹: |
やっぱりこの京都、まだまだ捨てたもんじゃないなぁと・・・
僕知らないだけで、右京にも出来てるし・・・もうそれだけで、4つ以上有るよと。
又これからも、生まれ出るかもしれない。 |
水: |
えぇ。 |
絹: |
縦割りで・・子育ては子育て、精神障害の方は精神障害。それから、老人は老人と言うようなじゃなくて、一緒くたにケアしてる。
「どなた様もいらっしゃい」って、こうやって受け入れてくださる・・・
勿論、子供さん達も来てられるし・・ |
水: |
えぇ。 |
絹: |
そう言う“まちの縁側”が、内の近所にあるって事に、すごくホッとしてます。 |
水: |
ありがとうございます。大いにやっぱり、みんなが「利用してください」って言うね・・・
そのホントに・・利用って言うのかね、それをやっぱり私は呼びかけてるんですよ。 |
絹: |
はい。 |
水: |
いろんなとこ行って(笑) |
絹: |
皆さん、この放送をお聞きになった方は、もしよろしければ、って言うか「是非」やね。 |
水: |
そうですね。 |
絹: |
新町通一条・・ |
水: |
はい。 |
絹: |
西入ルです。上京税務署・・の反対側というか・・・ |
水: |
前ですね。 |
絹: |
前ですね。
“とねりこの家”・・今、ご紹介有りましたように、月曜日から土曜日まで。
10時から4時まで、開けてられます。
土曜日はそう言う、子育て相談とか、いろんな専門家がね、相談乗られる、と言うことがありますけれども・・・ホントに費用負担は・・利用は、基本的に・・無料ですよね。 |
水: |
無料です。 |
絹: |
サポーターの会員の会費だとか寄付だとか、そう言うもので運営されています。 |
水: |
そうですね、今、年会費2000円なんですよね。
そんなんで、応援してくれている人が、240人ぐらいいらっしゃる訳なんですよね。 |
絹: |
240人も! |
水: |
えぇ。 |
絹: |
ほう・・ |
水: |
それ、何処まで続くか判りませんけどね。只、今も新しく会員になって下さる方もいらっしゃるんですよ。 |
絹: |
私、今期の会費収めたかどうか確認します・・・ |
水: |
まだ・・・まだですね、絹川さん(笑)。 |
絹: |
あっはは(笑) |
水: |
今年、18年度、まだですよ(笑)。 |
絹: |
まだのはずです、確か(笑)。 |
水: |
はぁい。お願いします。 |
絹: |
私もあの・・・なんか、サポーターと言いますか・・・でいたいなぁと思ってます、“とねりこの家”まちの縁側です。
で、水無瀬さん・・今後の活動で、何か告知していただける事があるってお聞きしたんですが。 |
水: |
あっ、はぁい。ありがとうございます。
“とねりこ”は、そんなんで、月曜日から土曜日迄じゃ無くって、日曜日なんかですね・・今度6月25日にバザーをやるんですよね。 |
絹: |
はい。 |
水: |
バザーをやったり・・ホントにコンサートやっってみたりですね・・クリスマス会をやってみたり、いろんな行事もやりますから、ホントにいらっしゃってください。 |
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玄関には平成18年6月25日の
とねりこバザーの案内が貼ってありました |
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絹: |
はい。 |
水: |
お待ちしてます。 |
絹: |
それと、コンピューターとか良く使われる方はですね、「とねりこの家」で検索してみてもらったら、ホームページが有りますよね。 |
水: |
えぇ、ありますよね。 |
絹: |
是非、気軽に、覗いてみて下さい。 |
水: |
はぁい。 |
絹: |
居心地の良さに、驚かれると思います。
さぁ、これが鳴り始めると・・この音楽が鳴り始めると、あと3分で、「そろそろ終わりですよ」と言う合図なんですが・・ |
水: |
はぁい。 |
絹: |
まとめに入ります。 |
水: |
はぁい。 |
絹: |
水無瀬さんという、お一人の・・・京都市の保健婦さん・・永らく働らいてこられた方が、自らの思いを形にされた“とねりこの家”です。
“まちの縁側”って言うのは、やっぱり今の京都に、ある種必要なものだという風に思いますし、もっとだくさん出来たらいいのになぁ、と思います。 |
水: |
えぇ。 |
絹: |
だけど、やっぱり、強烈な想いを持った水無瀬さんみたいな方が中心にならないと、今のところなかなか、放って置いても出来るもんじゃないですよね。 |
水: |
えぇ。でも私一人で出来たわけじゃないんですよね。
ホントにいろんな人達、たくさ〜んの人達の応援があって、そして出来たんです。
で、今もたくさ〜んの人の応援を受けながら、運営が続いていると言うところなんです。 |
絹: |
はい。と言う、本日は非常に熱い、“まちづくり”おばさんでもいらっしゃいます、水無瀬文子さんをゲストにお迎えして、お送りいたしました。
皆さんいかがでしたでしょうか?
まちの縁側“とねりこの家”・・・是非、皆さんもお尋ね下さい。 |
水: |
是非お越し下さい。お待ちしております。 |
絹: |
はい。と言うことで、今回のまちづくりチョビット推進室、そろそろお別れの時間です。
水無瀬さんどうも、ありがとうございました。 |
水: |
こちらこそ、ホントにありがとうございました。
どうかこの放送を聞いてらっしゃる方、是非ともお越し下さい。お待ちしております。 |
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開いているときはこの看板が出ています。 |
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絹: |
よろしくお願いします。 |
水: |
はい、よろしくお願いします。 |
絹: |
それでは皆さん、失礼します。 |
水: |
じゃぁ失礼します。さよなら。 |
絹: |
ごめん下さい。 |
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