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放送日 平成23年10月15日(mp3形式音声ファイルはこちら→) 
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 放送内容は、著作権の保護を受けますので、個人でお聞きになる以外のご利用は出来ません。
ちょびっと
タイトル: 10月23日、新風館で未来の京都を一緒に!
概要: 立命館大学 乾 明紀氏とまちづくりアドバイザー佐藤友一氏をお招きし、来る10月23日に行われます「京都未来まつり2011『ポートフォリオ・カフェ』」についてのご紹介と開催秘話をお話ししていただきました。
出演者:
乾:乾 明紀氏 立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構
佐:佐藤 友一氏 京都市文化市民局 地域づくり推進課 まちづくりアドバイザー
絹:絹川 雅則   (公成建設株式会社)
ちょびっと
 
 
   放送内容については、無断使用を禁止させていただきます。この件についてのご連絡はこちらまで。
 絹:  “まちづくり”チョビット推進室!
Give me thirty minutes,I will show you the frontline of “まちづくり” and “まちづくり” people in KYOTO.
  ************************************************************************
絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元京都の建設屋の目から見た京都の元気なまちづくりびとの紹介や、その活動の最前線をご紹介しております。
いつものように京都弁のイングリッシュと言いますか、妙な番組タイトルから始まりました。
今日もよろしくお願いします。
いつものように番組のお相手は当まちづくりチョビット推進室 絹川がお送りいたします。

さて、本日の番組のテーマ、タイトルでございますが、「10月23日 新風館で未来の京都を一緒に考えませんか」と題してお送りします。
そして本日のゲストでございます。
お二方、続いて自己紹介をお願いします。
乾明紀さんです。

●10月23日、新風館で面白いイベントがあります!
乾: はい、乾明紀です。よろしくお願いいたします。
私は立命館のグローバル・イノベーション研究機構というところで、研究員をメインにしております。
それ以外にも昨年まで京都造形芸術大学の教員をやっておりましたので、そちらもひき続き関わらせて頂いておりまして、そちらはファカルティ・ディベロップメントのお仕事を中心にさせて頂いております。
大学を中心に活動をしているのですが、大学というのは、地域の中にあって、様々なまちづくりに貢献する一つの拠点であると言えると思うのですが、そういう関係で色々とまちづくりにも関わらせて頂いております。
今日はよろしくお願いします。
絹: ありがとうございます。
ファカルティ・ディベロップメントという舌をかみそうな名前ですけれども、どうやら大学を元気にするという、まちづくりにも一脈通じるお仕事のようであります。
さて、お二方目、佐藤友一さんです。
佐: はい、佐藤です。よろしくお願いします。
絹: よろしくお願いします。佐藤さんは、どんな人ですか?
佐: 京都市の非常勤職員で、まちづくりアドバイザーという仕事をしております。
いろいろ地域のまちづくりを盛り上げたり、より良く進めるために、主に区役所が多いのですが、住民に一番近い区役所の方に行って、うまいことまちづくりが進むように、アドバイスをしたり、一緒に活動をしたりといった仕事をしております。
絹: まちづくりにおける「黒子」のような役割を担っておられる方かもしれません。
そしてお二人、乾さんと佐藤友一さんと私との接点と言いますか、出会いですけれども、京都市未来まちづくり100人委員会という、非常に変わった審議会です。
三年前から動いておりますけれども、そこでご一緒しているという関係であります。

さて、本日は10/23の「新風館で未来の京都を一緒に考えませんか」という、でかいイベントのご案内です。
その中で二つ、我々が「これは是非、お薦めだよ」と言っている企画について、お話したいと思います。

まず、この10月23日のメインディッシュとも言えます、「ポートフォリオカフェ・新しいまちづくりのカタチ語りませんか」という企画について、お二人に口火を切っていただきます。
よろしくお願いします。

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●「ポートフォリオカフェ」って、なんですか?
乾: では、言い出しっぺの私から。「ポートフォリオカフェ」という名前、あまり耳慣れないと思うんです。
絹: ちょっと何やようわからんって、感じですね。
乾: 最近、まちづくりの人たちの間では、「ワールドカフェ」というのが有名だったりするんですが、一般の人には、それすらわからないという可能性もあるんですけれども。
絹: 一部、100人委員会では「ワールドカフェ」が流行っているみたいですけど。
乾: この「ポートフォリオカフェ」は、「ポートフォリオ」と「カフェ」をプラスした造語なんです。
「ポートフォリオカフェ」とは何かという話ですが、色んな所で「ポートフォリオ」という言葉は使われているんです。
元々の語源は紙ばさみで、ファイルしたものを「ポートフォリオ」と言います。

今回、なぜ、まちづくりの中で「ポートフォリオ・紙ばさみ」が登場したのかということですが、まちづくりをやった場合に、何か問題があって、それを解決するとか、何かみんなでやりたい・・・例えばお祭りをつくりたいという形でまちづくりをやって、そこにはお祭り等の成果物があるんですが、それぞれ個人がその過程でどんなことをやってきたのかということを、あまり振り返ったりしないまま、終わってしまうんですね。
そのプロセスの中に、貴重なノウハウがあるにも関わらず、それがあまり残されてこなかったというのが、私自身も色々活動するなかで、感じていました。
そこで、この100人委員会、せっかく3年間、実質100人以上の人が関わって、色んな活動をしているのに、その歴史と言いますか、プロセスが個人で整理されないまま、終わるのはもったいない。
ですからこの「ポートフォリオ・紙ばさみ」、ファイルに、自分のやられたことを振り返って整理してもらおうと思ったんです。
そういうふうに、今つくってもらっているんです、皆さん1人ひとりに、自分がどういうことをしてきたのかと・・・。
絹: 言いかえると、「ポートフォリオ」というのは、京都市未来まちづくり100人委員会(以下「100人委員会」とします)のメンバーさん、委員さん方(3年の人もいれば、2年の人も、1年の人も)、その時の活動で、自分が気付いた事を抜き書きして、パーソナルヒストリーみたいな形でファイルにしようかということですか。
乾: そうですね。

●「京都市未来まちづくり100人委員会」について、おさらいします
絹: とは言え、100人委員会って、まだご存じのない方も、リスナーの中にはたくさんいらっしゃるかもしれませんので、佐藤さん、ざくっと、100人委員会って、何のことがご説明願えますか。
佐: 始まって3年になるんですけど、今まで審議会と言うと、行政が「このテーマで審議して下さい」とか「このテーマに興味のある人、集まって下さい」と、人集めして審議会を開催するというのが多かったと思うのですが、今回は全く違って、「京都の課題を皆さん自由に話し合って下さい」という呼びかけがあったんです。
「あなた個人で、それぞれ課題だと思うものを出して下さい」と。
それを100人で話し合って、「これは大きな課題だな」と思うものは、それに関しての賛同者が集まって解決に向けて進めていく、という形で展開しているのが特徴の委員会です。
絹: 変わった委員会ですね。月一、第四土曜日でしたっけ。
4時間も5時間も無給で何十人も、ヘタをすると100人を超える人が集まって来て、「京都の問題って、なにかなあ?」と話をして、話しているだけじゃなくて、「出来る事からやってしまえ」とか「助成金取ってきたから、何とか動こうぜ」とか、勝手にやってしまうという部分すらあるという・・・
佐: 三年間のうち最初の年、一年目なんて、まずチームをつくる、賛同者を得るところぐらいで終わってしまってましたね。
二年目くらいから、やっと課題の解決に向けて動き出してきているという、そんな感じがしますね。

●自分の関わったまちづくりのプロセスを振り返る
絹: はい、100人委員会とは、そんな雰囲気を持った、変な人たちの集まりです。
さて、元に戻って、乾さん、この「ポートフォリオカフェ」、続きをいきましょうか?何か面白そうです。
乾: ありがとうございます(笑)。
絹川さんにも、整理していただきましたけれども、自分史だったり、自分が100人委員会の中でどんなことをしたかを表したアルバムみたいなものだと思うんですけれども。
絹: 自分の問題意識とか、人の関わりとか、行政との関わりとか、地域との関わりとか、「こんなやったんや」と、再確認を自分ですることって、結構ありましたよね。
そういうものの珠玉の集まりみたいな感じですね。
乾: そうですね。自分がまちにどんな貢献をしたのか。
あるいは先ほど佐藤さんが、一年目はチームづくりが大変で、2年3年と実際に色々と動いてきて、その中でチームにどんな貢献をした、社会にどんな貢献をした、あるいは特定の個人にどんな貢献をした、その中で私はこんな学びがあった、こんな出会いがあった、気付きがあったみたいなことを書いてもらって、まとめてもらったのが「ポートフォリオ」です。
絹: それをネタに、材料に、この10月23日は、どういう料理をおつくりになるんですか。
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●あの山崎亮さんにもご参加いただきます
乾: 「ポートフォリオ」というものを、作って整理をして、実際こんなことをやってきたよというのが、ありますので、それを100人委員会の中だけで、おさめていたらもったいないので、色んな人に「我々はこんなことをやってきた。そこから新しいまちづくりのカタチというのを、こんなふうに考えられるんじゃないか」という、まさに今回のテーマですね。
「未来の京都を一緒に考えませんか」ということを、「ポートフォリオ」をまず見て頂いたうえで、100人委員会以外の人を交えてやろうと思ったんですね。
で、色んな人にご相談に行ったり、是非一緒に参画してよという形でお願いしてきまして、今、申し込みが100人委員会以外の人も20人、30人と増えてきています。
その中でスペシャルゲストとして、今回、少し前の『情熱大陸』に出ておられました山崎亮さんもおよびして・・・。
絹: 『コミュニティデザイン』の著者でしたね、確か。
乾: そうですね。
すっごいコアなファンがいっぱいおられるんですけど。この方に、最初相談に行ったんです。
「こういう事をやりたいんですけど、協力してもらえませんか」と。
100人委員会の話と、後で佐藤さんに言ってもらおうかと思うんですけど、佐藤さんの前職、前々職?
佐: えっと、前々職ですね。
乾: 『情熱大陸』に取り上げられるような有名な人なんですけど、佐藤さんの前々職の後輩ということもありましたので、相談に行ったんです。
こういう「ポートフォリオカフェ」という、「自分たちがまとめてそれを紹介するというのは、どうでしょう?」と言いますと、「すごく斬新だ。是非協力しましょう」ということになりまして、快く引き受けて下さったという流れになります。
絹: 佐藤さん、それは斬新ですよね。
100人委員会でやっていることも、京都の中で似たようなことをやっている人は、そうないんじゃないですか。
佐: たぶん、ないと思います。
絹: でも全国的にはあるのか。
宇都宮で似たような事をしている人がゲストで来て下さるんですね。
佐: それをゲストでお二人か、三人ぐらい、お呼びしているんです。

●少人数でワイワイと
絹: で、「ワールドカフェ」って、わからないかもしれませんね。
「ワールドカフェ」っぽいことをやるんでしょ?
佐: まあ、似ていると言えば、似てますけれども。
絹: 僕、勝手に自分の言葉で平仮名にしちゃいますけど。
例えば70人とか50人とか、ひょっとしたら100人近い人が一緒にどんと集まって、フォーラムとかやる時は、壇上の人のお話を聞くだけじゃないですか。
それを、それだけじゃなくて、会場の人たちが効率的に自分の思いを話したり聞いたりして、参加している何十人、何百人の人が、1時間半とか2時間半の間で、思いとか、頭の中身をなんとなく共有してしまうという不思議な空間を生み出すのが、「ワールドカフェ」だと思っているんですけど、ちょっと言いすぎ(笑)?
佐: 少人数で話し合うことを、今回メインにしているんです。
「ポートフォリオ」というのは、非常に個人的なものですし、それを個人が「ポートフォリオ」をネタに語り始める。
それをきっかけにすることで、議論の起爆剤というか、導入にしたいと思っているんです。
ですので、あんまり大人数でワーとやってもしょうがないので、もうこじんまりと。
絹: 確か、当初の設計では1つのテーブル、3対3で6人テーブルを使って・・・。
佐: 100人委員を3人とそれ以外の参加者3人で、6人で1つのテーブルにしようかなと。
乾: あまり難しく、あるいは「ワールドカフェ」というのを考えずに、単純にカフェなので、6人テーブルの喫茶店なりカフェがあって、言わば旅行の思い出のアルバムを持ってきて、「こんなに楽しかった、私イタリア行った、アメリカ行った」というのと同じように、6人でワイワイしゃべってもらって、「じゃあ、次どこ行きたいの」「どこを旅行する?」というような形をここでやってもらったらいいかなという。
絹: その話題になるお料理の素材が、この京都であるとか、「京都をどうしたらいいのかな」とか「今、問題に思っているのはこんなんだけど」とか、「こんな面白い事を色んな事やっているのよ」とか、たまたまテーブルにあがってくるわけですね。
それに触発されて、100人委員会以外の人も「わしはそう思わん」とか「そやな」とか、自分の経験が入ってくるのかしら?
佐: そうですね。それを期待していますね。
新たな提案とかですね、「こんなことやりたい」とか、そんなことがまた引き出されたら、すごくいいんじゃないかと。
絹: この「ポートフォリオカフェ」が進行していきます。何時でしたっけ?
乾: 16時半から19時までですね。

●いわば、アルバムを持ち寄って・・・
絹: このなかで、真ん中辺から終わりにかけて、どんなことが起こっていくのでしょうか。
そしてどんな煮込み料理というか、どんな鍋料理が出来上がっていくように、お二人は期待されているのですか?
乾: 僕は単純に、さっき言いましたように、カフェでアルバムを見ながら話して、「次、どこへ行きたい?」というふうに、それぞれ旅行された思い出の写真があるように考えていただけたら、色々行かれた所がありますので、「私はこんな所に行ってきた」「あんな
事をやってきた」という写真や内容を見ながら、「じゃあ、次はここに行きたいね」というようなことを、100人委員会以外の人も、そのアルバムを見て、同じように考えて頂きたいなと思っています。
そういう「ポートフォリオ」を見ながらワイワイしゃべるのが1時間、その後1時間はパネルディスカッションになるんですけど、その前にカフェでしゃべった内容で「こんな所行きたいね」「こんなことをやりたいね」というのを、スペシャルゲストに提案してもらおうと思っています。
是非、山崎さんがどんな人かを、佐藤さんの方からお話しいただけたらなあと思うんですけど。
絹: はい、じゃあ乾さんから佐藤さんにバトンタッチでお願いいたします。

●山崎亮さんって、こんな人です
佐: 先ほど、私の後輩だなどと紹介していただきましたが、こんな有名人に失礼じゃないかなんて、思いますが(笑)。
私達がやっているまちづくりの同志と言いますか、同じ志を持った人だなと思っています。
前に僕が働いていた会社も設計会社だったんですが、住民とか、クライアントとか、人の気持ちを大切にしながらモノをつくっていこうというスタンスの会社だったんです。
ですので、僕が辞める直前に彼が入ってきたんですけど、やはり問題意識がすごく似ていて、僕が辞めた後、ちらちらと「どんな仕事をしているのかな」と覗いていても、「ああ、いいなあ。丁寧に仕事をしているなあ」という・・・。
絹: 手元資料で、ちょっとリスナーの皆さんのために補足で情報を入れますね。
山崎亮さん。“studio-L”の代表。京都造形芸術大学の教授。でも若い方ですよね。
佐: そうですね(笑)。
絹: 地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。
まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、建築やランドスケープのデザイン、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。
著書に『コミュニティデザイン(学芸出版社刊)』。

学芸出版社というのは、京都の会社です。
本当に有名な方のようでありますし、私もこの本、一冊読んでおりますけれども、日本を地域から何とかしたいなと思って、地道に活動されている若い方です。
すみません。佐藤さん、おじゃましました。
佐: ですので、彼に話を持って行く時も、この100人委員会の取組に、たぶん興味を持ってもらえるだろうなと思っていましたので、話も持って行きやすかったんですけど。
ただ、今回のプログラムは2時間半あって、メインは前半のみんなでワイワイしゃべることだと思っているんです。
絹: 6人のちっちゃいテーブルでね。

●後半からでも参加できます!
佐: そこで、みんなで楽しく話し合う。
で、その後のパネルディスカッションに関しては、気楽な感じで聞いて頂ければと思うんです。
やっぱり2時間半ずっと参加するのは、しんどい人もいらっしゃるでしょうから、どっぷり参加したい人は初めから、気楽に参加したい人は、後半のパネルディスカッションを聞きにだけでも来れると、そういう感じで組み立てています。
絹: はい、できればこの6人テーブルが、20個できるといいですね。
リスナーの皆さん、さらっと言っていますが、実はすごいんです。
1時間くらいで数十名、100名プラスマイナス20くらいの人たちが小グループに分かれて話し合った内容を、この間でうまく抽出してまとめて、ゲストのパネラーの人たちに届けられるという、普通こんなん考えられへんですよね。
ものすごい技じゃないですか?
乾: それを受けて、話の展開をしてもらおうと思いますので、全く台本なしですからね。
佐: それは100人委員会で、今まで毎月毎月やってきて、こういうスタイルの会議はやってきたので、何かできるかなと(笑)。
絹: 初めてこの番組を聞かれたりしている方には、「魔法ちゃうか?」と思われると思うんですが、でも、できるんですよね。
不思議です。
そういう不思議空間が10月の23日新風館、16時35分から18時55分まで、メインディッシュとして登場します。
是非、ご期待下さい。

●もう1つのお薦め、まちの縁側の企画です
絹: もう1つだけ、お薦め企画を、今度は僕の方からお話しします。
同じ10月23日、日曜日の、このポートフォリオカフェは中庭と言いますか、Re-Cueホールでなされて、これが16時30分から19時までですが、私のお薦めの方は、3階のRe-Cueホールの屋上のテラス付近で行われます。
夏はビアガーデンをやった所です。
そこで「“まちの縁側”って、ご存知ですか?~パオの製作体験と“まちの縁側”体験してみませんか?」と題して行われます。
この番組のヘビーリスナーの方でしたら、“まちの縁側”って、私が何回かこだわって特集しておりますので、覚えておられるかもしれません。
まちの縁側・地域の居場所というものの必要性がずっと求められていて(お気に入りの縁側があるといいですね)、自分のお家を開放したり、縁側を開放したりしておられる方が、ここ京都でもたくさんおられます。
それを当日は、遊牧民が使っている「パオ」、「ゲル」、「ユルト」と色んな呼び方があるようですが、そのミニ版(といっても8畳くらいの大きさがあるんですが)を、モンゴルから運んできて、みんなで一緒に建築ワークショップをやりませんかという企画です。
協力してつくりあげて、その中に絨毯をひいて、車座になって、お茶、お菓子、それから震災の時の避難所の炊き出しメニューとして、「こんなのどうですか」っていう雑炊の試食なんかをつけて、縁側だとか地域の居場所についてのお話を、まったりとしませんかというものです。
11時半から13時までが「パオの製作ワークショップ」、その後の、「まったりまちの縁側体験」が17時30分まであります。
これがお薦め企画の第二弾であります。

さて、ゲストのお二人と一緒にまとめに入りたいと思います。時間が少なくて申し訳ありません。お二方、言い残したこと、「これを言わないと寝られへん」というキーワードがございましたら、お願いします。

●ポートフォリオカフェ、最初からご参加頂く方は、お申込みをお願いします
乾: では、時間の方をもう一度。
10月23日、新風館なんですけど、16時半から、全体は19時までなんですが、最初に少人数で話し合うのが16時半から17時半、それから17時半から17時35分で、まとめて提案頂いて、17時35分から18時でスペシャルゲストに登場頂いて、ご紹介してなかったですけれども門川市長にも来て頂きますので、門川市長、山崎亮さん、そして横浜・宇都宮の100人委員会を実践されている方とパネルディスカッションを行わせて頂きます。
絹: あ、市長もお越しになるんですか?
ちなみにコーディネーターは乾さんです。
乾: あともう1人、臼杵さんという、100人委員会の美人委員さんも一緒にやります。
絹: そして、どっぷりと討論に初めからフルで参加したいよという人は、申し訳ないですが、申し込んでくださいと言わなければならないですね。
佐: 事前にテーブルをどのくらい準備するか、考えねばならないので、是非ともお申込みいただきたいと思っています。
絹: 申し込みの方法は?
乾: メールアドレスが、info@kyoto-machiza.jp(放送時点のメールアドレスです)です。
なかなか覚えにくいので、「京都100人委員会」と検索して頂いたら出ると思いますので、そこから申し込んで頂けたらと思います。
絹: はい、そろそろ時間になりました。
さっきも不思議空間と言う言葉を使ってしまいましたけれども、おそらくうまくいけば、そういう不思議な味のする鍋料理が御賞味いただけると、私は予想しております。
是非、リスナーの皆さん、他に三十数個の企画が同時に、この日、10月23日に新風館には、11時くらいから20時のキャンドルナイトまで行われますので、「京都市未来まちづくり100人委員会」のホームページ等で、ご検索頂きましたら助かります。
フェイスブックなどでもページがつくられております。
100人委員会に集う人たちというのは、変わった暇人という見方もあるかもしれませんが、本当に京都が好きで、なんとか自分の時間と汗で、このまちを何とかしたい人たちの集まりであります。
そういう人たちが寄ってたかって企画した「京都未来まつり2011」、ご期待下さい。

この番組は、心を建てる公成建設の協力と、京都府地域力再生プロジェクト、そして京都市景観まちづくりセンターの応援でお送りしました。
乾さん、佐藤さん、ありがとうございました。
乾・佐: ありがとうございました。
絹: たくさん来られるといいですね。ありがとうございました。
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